だいすきぶるごーにゅ(仮)

Le Vin de Bourgogne, c'est le compagnon pour ma vie.

Mouton Cadet の会 20200627

当初は様々なMouton Cadetを飲むはずだったけど、何故か人数が増えて大取がChâteau Mouton Rothschild に!

Mouton Cadet についてはこちらのサイトが詳しく書いてある。

ムートン・カデ詳解 | ろくでなしチャンのブログ

 

格付け1級Châteauが造るカジュアルワイン。

1930年Bordeauxが不作だった時にChâteau Mouton Rothschildを生産しない代わりに、瓶詰めされたのが始まり。当時の格下げdéclasséに当たるのかな?

 

なお、現在セカンドワインであるLe Petit Mouton de Mouton Rothschildの最初のリリースは1993年。

 

 

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左から

1. Poilvert Jacques Champagne Brut NV x2
2. Mouton Cadet Sauvignon Blanc 2018
3. Mouton Cadet Sauvignon Blanc 2014
4. Mouton Cadet Blanc 2018
5. Mouton Cadet Blanc 2010
6. Mouton Cadet Blanc Reserve 2017
7. Mouton Cadet Rouge 2008
8. Mouton Cadet Rouge 1979
9. Mouton Cadet Rouge 1949
10. Château Mouton Rothschild 1980

 

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1. Poilvert Jacques Champagne Brut NV

 

お手頃価格で手に入るシャンパーニュ仕入れ先によってエチケットを変えているのか、よく見るエチケットと異なっていた。

Meunier 50%, Pinot Noir 30%, Chardonnay 20%と黒葡萄主体。

洋梨やリンゴの香り~。カジュアルに楽しめる味。


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フレンチ風ピザ


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サーモンのシャルロット仕立て


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2.3. Mouton Cadet Sauvignon Blanc 2018, 2014

 

Sauvignon Blanc 100%だけどLoire地方のSancerre やPouilly-Fumé と異なる。

個人的な意見としては香りの系統はNZに似ているような気がする。グレープフルーツやハーブのアロマがはっきり出ている。(とは言えNZの方がもっと華やかであり、アルコールや甘味があるけれど)

個人的に2014の方が味がしっかりしてきているので好み。フレッシュさを楽しむなら2018だけど。


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ホワイトアスパラのポシェ


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4.5. Mouton Cadet Blanc 2018, 2010
6. Mouton Cadet Blanc Reserve 2017

 

BlancになるとSémillon, Muscadelleが加わり、香りに複雑さや味に厚みが出てくる。

2010は写真撮り忘れたんですけど、熱劣化(?)なのか、味が落ちていました。色もオレンジとまではいかないけれどかなり濃かった。

Reserve バランス良く楽しめる味。


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本日の魚(真鯛だった気がする)のパートフィロ クレーム・ド・シャンピニオン

 

サフランの香りを感じたんだが、シャンピニオンですよー!と言われたので嗅覚障害になったのかと不安になった。


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仔羊のロティ ジュ・ド・ボライユ

 

羊尽くし。

 


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7.8.9. Mouton Cadet Rouge 2008, 1979, 1949

 

現行ヴィンテージはMerlot 85%, Cabernet Sauvignon 8 % Cabernet Franc 7%となっているけど、この時はどうだったのだろう?

 

結論から言うとこの3つを比較した中では49が良かった。一番古いのでダメかな?と思っていたけれど、これがヴィンテージの差なのだろうか?

2008年は全体的に冷涼で難しい年、1979年は涼しい年だが比較的健康。1949年は収穫量は少ないが乾燥し、日の良く照ったヴィンテージだそうな。

 

2008 若干杉?黒系果実のアロマ。味わいは他の2種より若いので結構強く感じた。

1979 全体的に弱く、最初香りは楽しめるけれど、落ちるのは早い。

1949 '79 より力強く香り高い、血、鉄のような感じが出ていた。

 


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Chateau Mouton Rothschild 1980

 

ド忘れしがちなので復習しておくと1973年、メドック2級から1級に格上げされたシャトー。Cabernet Sauvignon 主体。

Mouton Cadetと比較するとポテンシャルは違うし、まだ置いておいても良いだろうと感じさせる。鉛筆の芯、黒系果実、やや青さもあるような。タンニンは落ち着いてはいる。余韻は長い。

1980年のヴィンテージ評価は低く、軽い、薄いと言われている。


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スフレグラッセ

 

普段だったらワインも食事も余裕な量なんだけど、珍しくダウン。

古酒は上下で味に差が出るものだけど、随分と人によって好みが分かれる。この会では下方が好みの方が多いそうだ。私は中の上が好き。