だいすきぶるごーにゅ(仮)

Le Vin de Bourgogne, c'est le compagnon pour ma vie.

Le cinquantième anniversaire mémorable①

転職したりバタバタしていて、ブログを放置していました。

9月18日、旦那が50歳というキリ番誕生日を迎え、金曜日ということもあり定時で上がり、シャンパーニュを担ぎ、ケーキを買って即帰宅。

 

まさか待ちかねていたのがこのワインとは驚き。


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Armand Rousseau Chambertin Grand Cru 2001

 

Gevrey-Chambertin、否Bourgogneを代表する偉大な造り手。

Armand→Charles→Eric→Cyrielleと続く家族経営のドメーヌ。

Chambertin は2.55ha所有。1921, 1943, 1956, 1983, 2009年の段階的購入により今日の大きさに至る。

区画は大きく4つに分かれる。※場所はコチラ参照。

 

2001年は”悪い年でもなく、傑出した年でもない”(Jasper Morris)という説と、”赤は保存しておくべき偉大なヴィンテージ”(Jacky Rigaux)さてどっちでしょう。

後者によるとGevrey-Chambertin とVosne-Romanéeは例外的な年だそうな。

 

醸造においては、除梗80%(全房20%)、ステンレスタンク発酵、新樽100%、熟成期間18ヶ月、平均樹齢45年以上、収量30hl/ha、、、というのが2017年の情報であるが、2001年は同じかは定かではない。

 

市場価格*1がぶっ飛んでいるワイン。

とにかく香りが変化する。なめし革、鉄、スパイス(漢方)ベリー系etc

19年経過しているけれど、酸、タンニンはしっかりと感じられまだまだ寝かせておくべき。

特級畑を飲むことは稀だけど香り、味の構造、余韻の長さ、これは毎度感動する。先入観もあるかもしれないけれど

美味しかったけれど最高の状態で飲んでいないので、これが30万越えの価値があると言われると難しいところではある。が、これだからワインは止められないというのも事実。


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Piper-Heidsieck Rare Brut Millesime 2006

 

私が買って来たのがこちら。前々から気になっていたワイン。

ミレジム=良年に生産が普通だが、これはChef de cave(醸造責任者)が選ぶ特定の年に生産されるとか。

1976年を始めとして以来1979, 1985, 1988, 1990, 1998, 1999, 2002, 2006。

加えてRare Rosé 2007 と2008を販売している。

Chardonnay 70%, Pinot Noir 30%で他の年も大体コレ。2006年のイメージはSolaire"太陽(の)”名詞、形容詞の話は面倒なので省略・・。

 

2018年から独立し、Rere Champagne というブランドで展開。Dom Pérignonみたいなもんですね。

 

温度高めで飲んだ時はカスタードクリーム!でしたが、冷やして経過を見たところマンゴー、ヘーゼルナッツ、蜂蜜、ミネラル、、と様々な香りはもちろん、そしてリッチな味わい。

難しくなく、親しみやすい味で太陽のように明るいタイプというのも頷けます。

 

 

どちらも美味しく頂きました!

*1:Wine-Seacher JPY 312,959 (2020/09/22)